
今日は、子供達を連れて父の家へ遊びに行ってきました。
父は若い頃からずっとレタリングの仕事をしていました。
現在のようにパソコンが普及していない時代は、手紙きが主流だったようです。
チラシ、ポスター、チケット、名刺などの作成が主な仕事です。
私が小学生の頃、学校の授業で、父親の職場を見学しよう!というのがあって、初めて訪れた事務所でドキドキしながら見学したことは今でもはっきりと覚えています。
清川にあった事務所では、父は自営で一人で仕事をしていました。
事務机の上には、見慣れない特殊な道具がずら~っと並んでいて、紙やインクの匂いがその場所を異空間に仕立てあげ、子供ながらに
「うわぁ~、お父さんの仕事ってカッコイイ~」
なんて、憧れの眼差しで見つめていましたよ!
現在82才になった父は、趣味の油絵を描くのが楽しみのようです。
でも、歳のせいか最近は、絵を描くのがつらくなったと言っていました。
サララ通信を手書きしながら、ふと
「お父さんだったら、ここんとこどう書くかなぁ?」と考えながら書くこともあるんですよ。でも、父には一度も通信を見せた事はありません。
父は、特に書道が得意だったから、プロには見せられないというか、あまりにも字が下手だからがっかりさせたくないというのもあります。もしも見せたらなんて言うかなぁ。
これから寒くなるけど、いつまでも元気で長生きしてください。